会長挨拶

第63回日本小児放射線学会学術集会の開催にあたって

63回日本小児放射線学会学術集会
会長 鈴木 信
(岩手医科大学医学部 外科学講座 准教授)

 このたび、第63回日本小児放射線学会学術集会会長を拝命し、2027年6月25日(金曜日)、26日(土曜日)に岩手県盛岡市キオクシアアイーナ(いわて県民情報交流センター)において学術集会を開催させていただくこととなりました。岩手医科大学外科学講座小児外科グループとしましては、初めての全国規模学会の開催となります。日本小児放射線学会の諸先輩方が築いてこられた歴史と伝統ある本学会学術集会を岩手医科大学が担当させていただくことを大変光栄に存じます。このような貴重な機会を与えていただいた日本小児放射線学会会員の皆様に心より感謝申し上げます。

 今回、学術集会のテーマを「原点回帰×技術革新  〜今、改めて『診る眼』を研ぐ〜」 としました。AI 全盛時代を迎え、画像診断分野における技術革新には目覚ましいものがあります。小児診療を担う我々にとっても、AI を正しく活用し、その結果を適切に解釈することができれば、想像以上の力を発揮するものと確信しております。最新の画像診断技術に触れつつ、今一度我々自身の「診る眼」を研ぎ澄ますことが、小児医療のさらなる発展に繋がると考え、本テーマを選定いたしました。参加者による活発な討論により、小児医療の質を向上させ、未来を担う子ども達により良い医療を提供し、子ども達の健全育成に貢献できる実りある学術集会になるよう期待しております。

 学術集会の盛岡での開催は、岩手医科大学放射線医学教室教授の柳沢融先生が昭和58年に第12回臨床小児放射線研究会を開催して以来となります。地方都市開催となり、皆様には多少なりとも不便をお掛けすることになるかと存じますが、盛岡市は、2023年にニューヨーク・タイムズ紙誌「2023年に行くべき52ヵ所」に選出され、中心市街地に歴史的な建物と川や公園などの自然があり、まちを歩いて楽しめるところや、コーヒー店、わんこそばのほか、書店、ジャズ喫茶などの文化が根付くまちです。初夏の中にまだ春の装いが残る時期ですので、前沢牛、東北の海の幸や銘酒、わんこそば・冷麺・じゃじゃ麺等でお腹を満たし、盛岡市内を散策するだけではなく、少し足を伸ばし東北大震災から復興を遂げた三陸景勝地を訪れていただければ幸いです。

 教室員および同門会員一同、2027年の第63回日本小児放射線学会学術集会が実りある学会になりますよう誠心誠意準備をしてまいりますので、盛岡で多くの皆様の参加を心よりお待ちしています。